私が起業してから35年間、実践してきた確信

自己紹介を兼ねて
私の実践してきた

起業成功の秘訣 3つ

を紹介します。

つのだ

本記事の結論は以下の通りです。

起業成功の3つの秘訣

  • 始めるときに既に撤退の条件を決めておく
  • こだわらない、粘らない、縛られないこと
  • 市場に参入してみて、消費者の手に届けてから事業を成熟させる
目次

1、起業する際の学習は机上の空論となってしまう

私は29歳で起業しました。

起業の際には

  • 本屋さんでその時代に読まれていた「起業ノウハウ本」を数冊読んだり
  • 知人の先輩経営者から勧められた「起業セミナ―」なども数回参加して
つのだ

事前学習を重ねておりました。

学習の際にはわかった気になれましたが

根拠のない自信

みたいなものが日々、膨らんでおりました。

しかし、いざ起業し事が動き出してみると
想像していたものではなく戸惑いと驚きの連続でした。

事業はまさに生き物。

つのだ

理屈で動いていないし
まして理屈で解決などできる
ものはほとんどありませんでした。

一番の違いは
夢と希望に満ち満ちあふれていた
起業は概ね

ほとんどが空想

であったということ。
実像は極めてシビアで
待ったなしの判断と行動が求められました。

はっきり言えることは「考えが甘かった!」ということです。

私は29歳から32歳までに

  • 株式会社を3社
  • 協同組合を1社
  • 社団法人を4社
  • 飲食店を一店舗(これのみ個人経営)

を起業してきました。

つのだ

既に35年が経過しています。

これまでの経験から絞りに絞って
これだけはわかっていてほしいこと
わかった上で覚悟を決めてほしいことを

  • 3つの掟
つのだ

として提示します。

2、起業時に心得ておくべき3つの掟

世に出版されている経営指南書や
ネット上に数多くアップされている
起業アドバイスには

実態とはかけ離れたもの

が多く見受けられます。

つのだ

決して間違っているわけではないのですが

  • それではうまくいかないもの
  • 手続きとしては正しいが、それは起業家のすることの範疇にはないもの
  • そして、理論上よく言われていることだが実際にはその通りにはいかないこと

が雑多に含まれているのです。
つまりは、実際の体験から共通して言える

核心が示されていない

つのだ

といった感想を持ってしまいます。

以下に示す3つの掟は

私の実体験から骨身にしみて学び取った教訓

です。言い換えれば失敗しないための
掟と言ってよいでしょう。

つのだ

ぜひ、これから起業する方に理解しておいてほしいと切望いたします。

《起業成功に向け、予め心得ておくべき3つの掟》

  • 始めるときに既に撤退の条件を決めておけ!
  • 起業成功の秘訣は、こだわらない、粘らない、縛られないことだ!
  • 事業とは市場に参入してみて、消費者の手に届いてから成熟させろ!

掟‐1:始めるときに既に撤退の条件を決めておけ!

商いの成功は

“始末・算用・才覚を身につけた経営者にもたらされる

とよく言われます。

つのだ

この『始末・算用・才覚』とは、一般的に以下の意味合いです。

「始末」とは

  • ムダを徹底的に排除すること
  • 質素と倹約を美徳とすること
  • モノを有効活用すること
つのだ

これは主に変動費固定費を下げることを意味します。

「算用」とはソロバンに合うか
どうかの採算を重んじる合理性であり
始末で得た

資本を有効活用するための経営感覚

のことです。つまり、主に売上げを増やすことを意味します。

そして「才覚」とは、

独創的なビジネスを開発するアイデアのこと

で、創意工夫を発揮する起業家精神(アントレプレナーシップ)です。
これは、主にお客様を増やすことを意味します。


私はこの『始末・算用・才覚』
という考え方を起業する際にも当てはめていました。

つのだ

「始末」とは、始めと終わりのことですね。

事業も同じで、始めと終わりを考える必要がある

ということです。

もっと言えば、

“始める前に末を考えろ!”
要は、“たたみ方を考えておけ!”

つのだ

と言いたいのです。

なぜなら、始めるときの決断よりも
終わるときの決断の方が

ものすごく勇気も意志も必要で大変だから

です。

だから予め合理的に
どの段階まで事業が低迷したら
撤退するのかを決めておくのです。

ちなみに「算用」とは

最良と最悪の収支シミュレーションをつくり取りかかること

「才覚」とは

“常にお客様の動向反応を察して動く”

ことだと思っています。

つのだ

「撤退の条件」の具体例は以下の記事で詳しく解説しています。

掟‐2:起業成功の秘訣は、こだわらない、粘らない、縛られないことだ!

事業は

“千三つの世界”

とよく言われます。

1000の事業を仕掛けて
やっと3つが成功するという意味です。

つのだ

ですが、実際にはもっと成功していると思っています。

参考

  • 法人の倒産・廃業➡3年30%、5年50%、10年70% 各種調査機関の平均値
  • 企業の平均寿命は23.3年(東京商工リサーチ 2021年統計より)

ただし、

原型がほとんどないビジネスに発展しての成功

なのです。
持論なのですが、
スタート時点の商品やビジネスの原型は

必然的に変形するもの

だと思っています。

つのだ

もっと言えば

原型をどのくらいハイスピードで変化させることができるか?

このことが事業展開の勝敗を決めていると考えています。

上手に早く変化することができれば
市場にマッチした証拠でありそして

顧客にフィット

した結果だと言えます。

このことによって確かな
ビジネスモデルに成長していくのです。

つのだ

このマッチすること
フィットすることが
事業成功のカギとなる気がしています。

もし、成功に対して固執するとどうなるか?

それは、初めに考案した
商品に“こだわる”ことになるのです。
初めに構想した事業を“粘る”ことになるのです。

つのだ

この“こだわり”と“粘り”が
クセものなんですね。

この“こだわり”と“粘り”は、

原型を変えないことへの固執

となるからです。

世の経営者は
大方、少しでも原型を変えるとなると
それを失敗と勘違いするでしょう。

つのだ

だから“こだわり”を持つことで
市場にマッチさせようとしない。

“粘り”を持つことで顧客にフィットしようとしない。

これで失敗するのです。

原型をどんどん変える。
言い換えればどんどん
マッチさせフィットさせていく・・・。

この過程こそが正しい事業発展の姿なのです。

“こだわる”、“粘る”は、
大いにして事業発展性の
阻害要因となりかねない
と心得ておくのです。

よく事業は

予めビジネスモデルを完成させ、
しっかりと計画書に落とす。
そして、計画書通り確実に取り組め!

という人がいます。

つのだ

逆じゃないでしょうか?

ビジネスモデルはあった方がよい。

また、計画書も銀行からの融資
株主からの出資を考えると一応
それなりのものが必要でしょう。

つのだ

でもその程度なのです。

計画書に縛られていては事業は失速してしまうことが多い

と思っています。

株主の手前、銀行の手前
一度作った計画書はとにかく変更したくない
メンツにかけても・・・と力んでしまっては
市場から、お客様から見放されてしまいかねません。

「計画書に沿ってやるのではない!
ビジネスとは環境の変化に沿ってやるのだ!」。

つのだ

ただし、変えてはいけないものがあります。

それは、起業時から育てている純粋な動機や思いです。

起業家は野心たっぷりな

不純な動機

によって理屈ぬきの情動みたいな部分が
大きな原動力になっていることが多いと思います。

それはそれでとても尊いエネルギーです。

つのだ

しかし、それだけでは多くの人から支持を得られないでしょう。

まして、社員が少しずつ増えだして
組織だって動き出した場合は

何らかの使命感につながる普遍性ある理念がなくては
正しい方向付けと軌道をつくることができません。

よく、企業の社長室などに
掲げられている企業理念がそれに当たりますが、
起業家が経営者となっていく過程ではどうしても

この理念という全員で共有化していく心と意志の基盤が必要

となります。

つのだ

変えてはいけないのは、この理念の部分です。

掟‐3:事業とは市場に参入してみて、消費者の手に届いてから成熟させろ!

もちろん、新規事業のスタート時点で

始めた事業は“未成熟”であってはいけない、と考えるな!

つのだ

“不成熟”な事業モデルではいけない?本当にそうでしょうか?

もし未完成、不完全だったとすると
お客様の信頼を著しく失います。
同時にクレームや損害賠償の対象にもなりかねません。

しかし、新規事業は“未成熟”であって欲しい。

「未成熟だからこそ“伸びしろ”がある!」

ということを念頭におき、
市場にて大いに叩いてもらうことです。新規事業は特に。

つのだ

直接にお客様に叩いてもらうことです。

別の言い方をすれば“育てて頂く”のです。

このような考えをはじめから
持っているのといないのでは
事業の発展性が全く異なってきます。

“市場に耳を貸す!”、“顧客に耳をかす!”

この姿勢をいつまでも持ち続けることができれば、
事業は限りなく成長し、成熟していくでしょう。

まとめ

つのだ

本記事のまとめです。

  • 始めるときに既に撤退の条件を決めておく
  • こだわらない、粘らない、縛られないこと
  • 市場に参入してみて、消費者の手に届けてから事業を成熟させる
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この記事を書いた人

中小企業の社長に向けて、「毎年黒字企業」になる方法を発信しています。20代で株式会社3社を起業。約35年間、経営者として活動中。国立大学でも客員教授を約20年間務めています。バンドでギターを弾きまくってます。

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