辛酸(しんさん)をなめたから今がある

起業家のつのだアントレです。今回は、「辛酸」についてお話したいと思います。

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「語感内省」~ 辛酸を財産にするには~

誰でも“人生とは楽しいことだけではない”ということを知っています。むしろ、辛いことばかりだと思っている人の方が多いかもしれません。

私自身は、何もしないでいると(放っておくと)楽しいことはどんどん減り、辛いことが自然と増えてしまうと思っています。

何もしないでいることが、辛いことを増やしてしまう原因と言っているわけですが、では、どうしたらよいかと言いますと・・・、

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「人生の意味を見出し、夢や理想をできるだけ掲げ、目標に向かっていけば、おのずと辛さは楽しさに転換できる」と思っています。

同時に、年齢を重ねていくたびに物の見方を変えていく。それこそ、辛いことも楽しいことと本心から思える自分をつくることで、自然と辛いことは減っていくのではないか、といった考えをもっています。

辛いことを体験することを、よく「辛酸を嘗める」(しんさんをなめる)と言いますね。辛酸とは、辛く苦しいことを意味する言い回しですが、誰もがその人生で遭遇する試練といえるでしょう。

これは積極的な解釈をすれば、辛酸こそが、誰にでも与えられる「人生を豊かにしてくれる大きな財産となり得るもの」と考えられるかもしれません。

辛酸を、人生を豊かにしてくれる財産とするには、辛酸を試練としたままにせず教訓としていくことです。ここでいう「教訓とする」とは、多くを学び自らの戒めにしていくということです。

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「過ちは改むるに憚ること勿れ」(あやまちはあらたむるにはばかることなかれ)ということわざがありますが、教訓とする姿勢があれば、過ちを改めることができ、そして、繰り返さないようにすることができます。

辛酸は多かれ少なかれ、誰もが嘗めていくものです。それは、そのような場面は誰の人生にも訪れるということです。その時にこそ、その辛酸をしっかりと嘗める。いや、嘗めるだけでなくしっかりと味わうのです。

そして、「その辛酸が教えてくれているものは何か?」、「どう教訓にしていけばよいのか?」と熟考することが大切かと思います。「言うは易く、行うは難し」(いうはやすく、おこなうはかたし)ですが、意識だけはそのような方向に向けていくとよいのかもしれません。

人生を謳歌しているとき、「辛酸を嘗めたから今日がある」と言ってみ
たいものです・・・。

ここまで読んでいただき心より感謝申し上げます。

さらにお役に立てるよう、私の体験談とそこからの教訓をまとめた「語感内省」シリーズを引き続き発信していきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

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この記事を書いた人

中小企業の社長に向けて、「毎年黒字企業」になる方法を発信しています。20代で株式会社3社を起業。約35年間、経営者として活動中。国立大学でも客員教授を約20年間務めています。バンドでギターを弾きまくってます。

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